教養教育開発機構 特別セミナー 報告
Active Learning on both sides:faculty and students


日      時 : 2006年1月16日(月)
場      所 : 駒場Tキャンパス 2号館3階308号室
時     間 : 18:00〜19:30
   
当日の講演内容です→  全文掲載!

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全米の大学の附属教育開発センターの中でもっとも初期に設立されたものの一つであるハーバード大学のDerek Bok CenterのWilkinson所長をお招きして、教育開発とファカルティ・ディベロップメントに関する講演会を行いました。


講演では、「学生が講義内容を理解するだけでなく、教員も学生の理解状況や知識内容を把握していくべきである」という、ハーバード大学のファカルティ・ディベロップメントの理念"active learning on both side"について語っていただきました。また、学生の誤った知識や概念化を授業中に把握することで授業の改善を行う、いわゆる形成評価の諸手法や、TAを積極的に活用したsandwich teachingなどの具体的な取り組みについてお話いただきました。

ハーバード大学は世界トップクラスの研究型大学ですが、近年では研究と比較した際の教育への重要性が増している等の現状についてもお話いただきました。

本講演では木畑学部長からご挨拶を頂き、学内の教員や本学学生、さらには他大学からも多くの方が参加されました。

会場からはハーバード大学での授業評価の活用方法に対する質問や、文学など学生の誤概念を定義・測定するのが難しい分野でどのように形成評価を行い、授業改善を行うべきかなど、非常に活発な質疑が行われました。

この講演の内容は、今後、冊子体として配布する予定です。


講演後には、Wilkinson所長を囲んだパーティーが行なわれました。多くの方に参加頂き、今後の東京大学教養学部の教育開発のあり方などに対する活発な意見交換がありました。


セミナーの様子

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